商用物件の一般知識

日本人でもフランスで店舗を持つことができるでしょうか?

できます。レストラン、パン屋さん、サロン・ド・テ、ブティック、雑貨屋、なんでもできます。では、その為に必要な費用はどれくらいかかるでしょうか。

フランスで店舗を借りて営業を始めるためには、家主との賃貸契約のほかに、営業権を前店子から買い取らなければなりません。費用はざっと考えて営業権の値段、賃貸保証金(3ヶ月分程度)、登記料(営業権価格の7%程度)、内装工事費、等、店舗を取得するにあたって必要な費用と、法人登記料や費用など、法人設立に必要な費用があります。この中で一番大きな初期費用は営業権の取得、あるいは賃貸契約権の買い取りです。
さて、店舗が見つかってから開業までどれくらい時間がかかるでしょうか。

気に入った店舗が見つかってから店舗の鍵をもらうまで、最短で1ヶ月、最長で3ヶ月かかります。その後、看板をつけたり内装工事に1ヶ月から3ヶ月かかるとすれば、店舗の規模や業種によって異なりますが、開業まで半年程度を目安にするのが一般的です。
同時進行で就労者のビザの取得や法人設立などの準備を進めていけば、同じくらいの時期に開業できることになります。

実際には 、物件それぞれ、またお客様のご事情などによって、かかる費用も時間も必ずしも同じではありません。慣れない外国での事業展開は夢が大きく膨らむ分、交渉ごとなどの苦労も絶えません。パリ不動産では、こうした日本の事業家の皆様が、安心してフランスの国でご商売ができますよう、誠意を持ってお手伝いさせていただいております。

下記、参考までに、営業権、賃貸契約権について、簡単にご説明します。ご相談、ご質問、物件のご紹介は無料となっておりますので、お気軽に弊社までお問い合わせください。

営業権 Fonds de commerceについて

 フランスで店舗を持ち営業活動をするためには、その家主と賃貸契約を結ぶと同時に、例外を除き、その店舗に付随する営業権を前任者から購入する必要があります。この営業権は、次にその店舗を手放すときに、同じように次の購入者に転売できるもので、営業成績がよければよいほど、その金額は高くなります。
 この営業権をFONDS DE COMMERCE(フォン・ド・コメルス)と呼びます。
 営業権には、店舗の使用権だけでなく、ライセンス、家具類、内装、顧客リスト、卸業者、営業ノウハウ、電話、時には従業員までも含まれています。
 レストラン、、バー、パン屋、薬局、美容院など専門的な設備を必要とする店舗によくあるケースです。

賃貸契約権 Droit de bailについて

 賃貸契約書をBAIL(バイユ)と呼び、BAILを所有する権利をDROIT DE BAIL(ドロワ・ド・バイユ)と呼びます。この契約書には、家主との約束事、契約内容が書いてあります。この賃貸契約書は大抵は作成から9年後に内容が見直され、更新されます。途中、3年目、6年目でも契約の解除はできますが、内容の見直しはされません。
 賃貸契約書の中に書かれている重要なポイントは、、契約期間、ベースとなる家賃の金額、そしてこの店舗で営業できる業種の設定です。
 賃貸契約書は、その店舗での営業を止める時には、次の営業者に譲ります。すでに9年に近い賃貸契約書であれば、次の人の賃貸契約書は新規に作り直され、ゼロ年からスタートすることもあります。この場合、家賃のベースも変わってきます。

賃貸契約書の譲渡 Cession de bail

営業権を売らず、賃貸契約書だけを譲渡することをCESSION DE BAIL(セッション・ド・バイユ)と呼びます。賃貸契約書の譲渡にも価格があります。この場合は、賃貸権だけの譲渡で、、

、従業員や商売のノウハウはついてきません。
物品を販売するブティックによくあるケースです。